ブランドジュリエ Paris 通信 ーピエール・フレイー

フランス内装テキスタイルの老舗

ピエール・フレイ

昨年秋のこと、
ピエール・フレイの新作展示会を訪問しました。

ピエール・フレイは、
フランスで最も有名な内装テキスタイルメゾン。
フランスの高級ホテルや官邸で
ここのお世話になっていないところはない、
と言えるくらい重要なメゾンです。
 

 
展示会場は、
インダストリアルなムード漂うパリ14区のアトリエ跡地。
ざっと見渡しただけでも、
400平米を超えるであろう広大なスペース!

この広〜い会場の一角一角が、
ピエール・フレイの新作で演出されていました。
実はこの日、ここでカタログ撮影が行われていたのです。
 

「素晴らしい演出が完成したので、ジャーナリストの皆さんを招待し、ご覧いただくことにしたんですよ」
と、マーケティング担当のピエール・フレイさん。

ブランド創業者である故ピエール・フレイ氏の、
お孫さんです。つまり3代目。
 

 
2代目であり、現社長のパトリック・フレイさんは、
会場に放たれた小鳥たちに大人気でした。
広大な展示会場に小鳥を放つなんて、心憎い演出です。
小鳥たちのさえずりがBGM。
 

 
小鳥もそうですが、
会場のあちらこちらに小さなグリーンが添えてあり、
ブランドの関心が
自然」にフォーカスされていることが感じられました。
実際、テキスタイルのモチーフにも
植物や動物がふんだんに登場しています。
 

 
高い天井から、たっぷりとした面積でもって見せる
テキスタイルは、どれをとっても惚れ惚れする美しさです。
柄と柄が重なり合う様も、迫力がありました。

このテキスタイルたちは、カーテンはもちろん、
壁やソファなどに使われます。
 

刺繍、プリント、織物・・・

シルク、綿サテン、麻・・・

素材も、テクニックも、豊富で贅沢!
 

テキスタイルのモチーフは、
メゾンがコレクションしているアーカイブをもとに、
毎シーズン新しいものをデザインしているとのこと。

フランスの文化である内装芸術の歴史を、
自覚と誇りをもって継承しているからこそ、
説得力のある美を生み出すことができるのでしょう。
 

吹きガラスのアトリエとコラボした、
シャンデリアもありました。

贅沢なものを、贅沢なボリュームで、
しかも複数重ねて飾る! 
こんなことが実際にまねできたら、
どんなに素晴らしいことか!
 

このピエール・フレイの世界観をそのままマネすることは、予算の都合上私にはできませんが、
でもメゾンが毎シーズン提案して見せてくれる
エスプリを取り入れることは是非したいと思います。
 

 
例えば、シュールレアリズム的なパーティテーブル

不思議の国のアリスもびっくり!? 
といった大胆な折衷様式は、
既存の概念にとらわれないことや、持っているものを生かす
クリエイティビティーの大切さを教えてくれます。
 

テーブルクロスにしている金色のフィルムは、
なんと、医療の現場で使われている
救急アルミックシートなのです!

肝心なのは予算だけでなく、
アイデアであり、センスなんですね。
 

ピエール・フレイは家具ラグマットも手がけています。
これらはどれもモダンなデザインで、タイムレスな印象。
 

 
花の生け方や花器の使い方、
型にとらわれないミックス感覚も、とても刺激になります。
 

この時に撮影された写真が、
先日カタログになって我が家に届きました。

毎シーズン心からワクワクさせてくれる
ピエール・フレイは、
これからもずっと注目して行きたいメゾンです。
 

 
ピエール・フレイ社長
パトリック・フレイさんのパリのアパルトマンは、
雑誌『ボンシック』18号P95〜102で
紹介させていただきました。
ブランドジュリエファンの皆様にも、
ぜひご覧いただきたいです!

 

それではまた、

ア・ビアン・トー♪

 

 Keiko SUMINO-LEBLANC
 パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者

1997年からパリに移住。
パリでの結婚・子育てを経て
フリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。
食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、
フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。
また、翻訳家として単行本も共著。

keiko’s paris journal <パリ通信 – KSL> パリのライフスタイルを更新中

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